職人の会では、「塗装店経営」を成功させることができるか・否かは、代表親方である「あなた」がどのような「人生ビジョン」「人生計画」を描いているかにかかっていると考えています。
そして、人生にも春夏秋冬が訪れていると考えています。
なぜなら、代表親方が塗装職人としての人生を全うするという気持ちを持つからこそ、腕の良い塗装職人さん、良心的なお客様が集まってきてくれるようになり、「塗装店経営」が結果的に成功するからです。
このように考えると「塗装店経営」は、代表親方の人生の中を走る「電車」のようなものに過ぎません。
電車がまっすぐ走るためには、まず、代表親方がまっすぐ塗装職人としての人生を貫くことです。そして、電車に大勢の人を乗せるように努力することが、事業の発展繁栄を表しています。
しかし、「塗装職人としての人生を貫く」と言っても、必ずしも「一生涯、現場作業を行ってください」ということではありません。
あなたは、自分が考える「最高の塗装工事」をやり続けるために、あなたと同じような「塗装職人さん」を育成し、そのような会社を支えてくれる社員さんを自ら育てていき、自分だけではなく、他の人の力もお借りして、あなたが考える「最高の塗装工事」を、人生を通してやり続けていくということになります。
そして、あなたが引退し、あなたが亡くなった後でも、あなたが作った会社が、あなたの地域に存続し続けていることを今から願うからこそ、事業承継も実現できるようになるのです。
■参考資料:人生最後の日を考えてみる