職人の会式 経営用語集

組織戦略

代表親方だいひょうおやかた代表取締役と言わず、お施主様視点において「代表親方」と定義
経営責任者けいえいせきにんしゃ店舗の経営を任せている経営責任者
職長しょくちょう施工班のすべての現場管理(原価管理・施工品質・お客様満足・部下育成・理念ビジョン浸透)に責任を持っている人
※時々「番頭さん」というキーワードを使う人がいるが、それは職人の会では定めていない
親方おやかた自分が携わる現場の現場管理(原価管理・施工品質・お客様満足・部下育成・理念ビジョン浸透)に責任を持っている人
リーダーりーだー施工班レディネスを業務的にはクリアしているが、まだ「親方」を任せられない人
子方こかた施工班レディネスを習得しているさいちゅうの人
総務経理(部長)そうむけいりぶちょう社員の入退社の手続きや会計資料の整理~作成などの責任者
※会社によっては、見積書の作成、顧客フォロー等も行っている方もいる
ポスティングスタッフぽすてぃんぐすたっふ自社で雇用(パート)しているちらし配布員さんのことを指す
企業理念きぎょうりねん経営理念等とは言わず、職人の会では「企業理念」と定める
事業ビジョンじぎょうびじょん経営ビジョン等とは言わず、職人の会では「事業ビジョン」と定める
行動指針こうどうししん会社で働く社員に与えられた、成果を上げるための行動の指針・考え方
受注班じゅちゅうはん営業担当と言わないのは、職人直営専門店であり、全員が職人であるという意味合いから
施工班せこうはん受注班に対して施工班と言い、営業側と職人側の対立構造を想起させず、「職人として一致団結」を促す意味合いから
レディネスれでぃねす業務をスキルに分解し、それぞれのスキルを個別の社員が習得している状況を1~4の指標で表し、直上司は部下のレディネスに合わせて、リーダーシップスタイルを変え、部下の業務習得を早めるための指針(技術者育成には必須)

経営管理

受注売上じゅちゅううりあげ集客~営業活動から、ご契約書を頂いた売上
完工売上かんこううりあげ工事を完工した売上
反響管理はんきょうかんり塗装工事専門店の集客活動を管理している指標
受注ストック(件数)じゅちゅうすとっく受注をしているが、工事に着手していないストックされた施工宅様(主に件数でカウントする)
工事店発展会計こうじてんはってんかいけい会計には「財務会計」「税務会計」「管理会計」の3つの種類があり、地元の会計士さん(税理士先生)が行ってくれているのは「税務会計」です。
税務会計の前に必要な「管理会計」と、「税務会計」と「財務会計」の3つの分野を、塗装工事店に合わせて支援しているのが「工事店発展会計」という、経営指導ベクトルも含めた会計手法です。
別の言葉で言い換えると、
利益を残しながら、節税もし、内部留保も蓄えていくので、事業を発展させていくことができる、ということになります。
管理会計マネジメントかんりかいけいまねじめんと塗装工事店経営に必要なことは「原価管理」です。
原価管理を会社全体で行っていく会社の文化づくりを推進していくことが管理会計マネジメント
完工月締め原価発生主義かんこうづきじめげんかはっせいしゅぎ住宅塗装直販の仕事においては、1件単価が100~200万円前後であるため、仕掛り・出来高売上をできる限り発生させないというルールに基づき、
完工月(月末)で締めて売上を確定し、その完工売上に紐づく原価を発生させていく「発生主義会計」
原価率げんかりつそもそも工事店は原価管理に目を向けさせる必要性があることから、原価率を見てもらうようにする(粗利を見てもらうようにはしない)
◎原価(金額:円)÷契約金額(受注金額)=原価率
原価管理げんかかんり工事が始まる前に、実行予算を算出し、記入し、実際の工事が終わった段階で原価を記載する。
部門ごとに定めた原価率を現場ごと・月次ごと・年間で、達成をしていくために努力をすること
実行予算じっこうよさん工事が始まる前に、工事にかかる原価を予算として算出しあらかじめ表記しておき、現場進行の指針とする
繁盛親方はんじょうおやかた反響登録・初回訪問後の見積作成・見積り提出~ご契約・実行予算の記入・工事完了時の原価管理シートの作成・完了一覧の作成・マーケティング活動の実績登録・・ここまでを1件1件確実に行うことで、
・年間実行目標シートを自動に作成し、かつ、
・顧客台帳も同時に作成をしていく、地域密着の塗装工事店経営にマッチさせた経営システム

複数年度のデータを蓄積していくことで、
・自社の強い部門
・自社の受注力や平均原価率
・顧客分析
等が明確にわかるようになり、中期事業計画を構想できるようになります
年間実行目標シートねんかんじっこうもくひょうしーと・短期事業計画書の売上目標実績推移表のような位置づけであり、受注反響管理から構成されている、職人の会で最も重要な経営指針の1つ
・バイジング電話面談で確認をしていく中心的経営指針

マーケティング

CPIしーぴーあいコスト・パー・インクオリティと言い、1件あたりの反響獲得コスト。
※職人の会では3万円以下を目安としている。
これを上回る場合には、エリアマーケティングの原理原則を外している部分があると想定される
(もしくは、マニュアルの基本を逸脱している)
これを下回る場合には、エリアマーケティングをしっかりと実行できている
もしくは競合他社に対しても、優位性を発揮できている
CPOしーぴーおーコスト・パー・オーダーと言い、1件あたりの契約コスト。職人の会では4万円以下を目安としている
CPIとCPOの差が大きくなる場合には、契約に問題があるが、マニュアルに基づいた視点で、人間理念型マーケティング&エリアマーケティング&専門特化をしっかりと行っていれば、契約のウエイトは下がり、契約率は、誰が行っても60%前後で安定する
契約率けいやくりつ職人の会では、「成約率」とは言わず、「契約率」という。
エリアマーケティングえりあまーけてぃんぐ地域密着の塗装工事専門店が、地域のお客様と効率的にコミュニケーションを図っていくマーケティングモデルを指している
・ちらし、ホームぺージ、店舗を中心に、現場まわり・移動中の作業車・1人ひとりの職人・幸せリフォーム通信・地域メディア・顧客フォローシステムなど、一環とした流れで行うコミュニケーション
・コミュニケーションでは、『外壁塗装工事は、地域密着型の職人直営の塗装工事専門店に依頼することがベストな選択です』ということを、繰り返し啓発していく活動をいう
限界商圏の設定げんかいしょうけんのせってい限界商圏の設定とは、その店舗を中心に円上に、お客様が「地元の業者さん」と思って頂ける範囲を想定していくこと
コア・エッセンスこあ・えっせんす主に、比較軸に乗りにくいポイントから導き出すその会社(社長)の魅力
年商1億円前後まで(社長が全てをマネジメントできる状態)は、このコアエッセンスのみで十分に勝てる。
しかし、コア・エッセンスとはその人本人に属する人間的な特徴や魅力であることが多いため、コア・エッセンスの「事業承継」はできない。
そのため、年商1億円までの間にコア・コンピタンスの軸を強化していくことが最重要課題となる
コア・コンピタンスこあ・こんぴたんす会社の事業の中心的な強みとして、数値的に、具体的・明確である指標から導き出される「強み」を指す。
「こだわりの自社職人の住宅塗装がうちの強みです」というあいまいな表現をせず、
「自社で育成した、住宅塗装の施工経験10年以上の一級塗装技能士が10人在籍いる、住宅塗装技術がコア・コンピタンスである」という表現をすることになる。
USPゆーえすぴー(Unique Selling Proposition)とは、商品やサービスが持っている独自の強みを意味するマーケティング用語です。
「自社が持つ独自の強み」と言い換えても良いかもしれませんが、USPの場合は、単なる強みの提示ではなく、「顧客に対して、自社だけが約束できる利益」を指しています。
ペルソナぺるそな理想の対象顧客様像を指しています。
オンリーワンブランディングおんりーわんぶらんでぃんぐ自社のコア・コンピタンスと、ペルソナが合致した関係で 成り立っているビジネスを客観的に表現した言葉(職人の会の造語)
BIびーあいブランド・アイデンティティ(brand identity)の略であり、顧客様に職人の会ブランドをどのように認識してもらいたいかを定めた統一した基準
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